【6954】ファナック 《電気機器》
時価総額:4,206,976百万円
単元株数:100株
最低購入金額:2,102,000円
決算月:3月
■ファナックの配当利回りまとめ
1株配当(会社予想):473.00円
配当利回り(会社予想):2.21%
権利確定月:3月/9月
《※配当は2017年実績》
ファナックの社名は「FUJI AUTOMATIC NUMERICAL CONTROL」の頭文字を取ったものとなります。工作機械用のCNC装置などで世界首位企業で、日本国内シェア7割、世界シェア5割、産業用ロボットの分野でも世界首位で世界シェア2割を誇る、日本を代表する電気機器メーカーです。
CNC装置とは…機械工作において工具の移動量や移動速度などをコンピューターによって数値で制御する事。同一加工手順の繰り返しや複雑な形状加工の分野が得意。
1972年に富士通の計算制御部から、富士通の子会社として独立したのが始まりで、1976年11月に東証二部へ上場し、1983年に東証一部へ昇格しました。本社は山梨県南都留郡忍野村で、日本を代表する大企業ながら人口の少ない地方に本拠を構えている点は珍しいですね。
ファナックは全従業員の約3分の1が研究員が占めていると言われており、数値制御技術などの分野で特許競争力が高いのが特徴。また日本ロボット工業会は2018年に売上総額1兆円を超える成長産業となっているが、産業用ロボットの分野でも世界首位のシェアを有しており、安川電機、ABBグループ、川崎重工、クーカと並ぶ「世界5大産業用ロボットメーカー」に数えられています。
長期チャートを見ると、全体的には上昇トレンドを形成していますが、2016年に大きく株価が急落するなどの脆さも若干見せています。配当利回りも2017年実績では2.21%と、このクラスの銘柄の中では優秀な部類だと思います。何より世界でトップシェアを誇る分野を複数有しているのは大きな強みとなるのではないでしょうか。
一つ気になる点としては、ファナックは富士山直下となる山梨県南都留郡に本社を構えており、研究所や工場なども同エリアに集中している点でしょうか。南海トラフ巨大地震などが懸念されていますので、そういった災害が起こった場合のリスクなども考慮すべきかもしれません。何しろ長期投資向きの大型株として検討する訳ですから、災害が起きた場合などのケースも想定しておくべきだと思っています。
■ファナックの株主優待まとめ
《2018年9月時点》
無し。